アニマペット!動物飼育員がペットの飼い方を教えます。

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今や人気の小動物!ウサギの飼い方まとめ!

動物を飼育するに当たりまして、毛が生えた動物ほど、大きくなればなるほど飼育は容易には始めることはできませんよね(主に許可的な問題で)
今回はウサギの飼い方についてまとめてみました。
耳が長くて愛くるしい顔の動物ですね。
ミッフィーちゃんを始めとしたキャラクターも多いので嫌いな人は少ないでしょう。
 
 
 

どんな種類がいるの?
 
ウサギを飼う!といっても種類も豊富なウサギ達。迷えるあなたにポピュラーな二種をご紹介しましょう!
 
⓵ミニウサギ

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店頭で見かけるウサギでよく買われていくのがこの種類だと思います。名前とは裏腹にアダルトサイズになるとかなり大きいです。
 
 
⓶ネザーランドドワーフ

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子供の頃、読んでもらった絵本に出てきたピーターラビット。知ってます?あれのモデルはこの種類だったんですよ。
私も大好きな種類です。
 
 
 
寿命は?
 
寿命は5年~7年ほどです。
大型のものほど長く生きる傾向にありますね。
 
 
 
用意するもの
 

さて、種類を選んだら次は飼育セットの用意ですね!
飼育セットの購入について、今はネット環境も充実してきているので店で買うよりもネット通販なんかでかった方がお得です(買う際は送料などをしっかりチェックしましょう)
以下、最低限必要なものを紹介していきます。
 
①ケージ
今はウサギ用のケージが売られていますのでそれを用意しましょう。
 
問題は床です、床材です!
重視するべきなのは清潔さ、通気性です。
両方とも意識してしまうと網目がスッカスカのものになってしまい、ウサギにとって住み心地の悪い環境になってしまいます。
だから上手に妥協して、質の良いものを選んであげましょう。
 
床材で主に使用されているのは、木材、プラスチック、金属タイプです。
 
すのこ、もしくはプラスチックになっているタイプは、安価でうさぎの足に優しいです。
ただ、汚れやすい、定期的に交換しないと衛生的に良くないというデメリットもあります。
 
金属タイプは傷がつきにくく、清潔感を出せます!が、劣化に伴う錆やささくれからウサギにダメージを与えてしまうこともあります。高価なものだと長持ちしますが、どこかで必ずメンテナンスが必要です。
 
次にケージの形状ですが、組み立てタイプと引き出しタイプがあります。
清潔感を常に維持したい!って人は引き出しタイプのものを用意しましょう。
個人的にもおすすめです。
掃除の度にケージを解体して掃除…という手間を省けるのに加え、ウサギにかかるストレス軽減にもなります。
 

②餌
専用のペレットにしましょう。
ウサギによって好き嫌いも異なるので色々試してその子にあったものを選んであげましょう。
 
他にもトウモロコシを始めとした穀物やバナナなどの果物、レタスなどの野菜も食べますがいずれも『おやつ』感覚で与えましょう。
穀物は脂肪分が、果実は糖分が、野菜は水分が多すぎるので主食には向きません!
 
雑草系も侮れません!
クローバーやタンポポは水分量も脂肪分も野菜や穀物に比べて低い割に嗜好性もあるのでおすすめです!
散歩がてら、拾って洗ってあげてみましょう。
 

③かじり木
ウサギの歯は伸び続けます。自然界では木をかじることで磨耗させていきますが飼育下だとその機会は少ないです。
ケージをかじることもありますが、ケージの塗装が体内に入ると病気になりますし、歯が歪な形になってしまいます。
必ず、ケージ内に新鮮なかじり木を用意しましょう。
 

④牧草
個人的にチモシーがおすすめです。ほぼどこでも買えるというのと、栄養バランスが優れていますし、臭いも防ぐことができます。
 
 
 
キュートな仕草はヘルプサイン?
 
①スタンピング
ウサギが後ろ足を使って、床等に打ち付けます。この行動は興奮した時や仲間に危険を伝える時に出すものです。
自宅で飼育している場合、不満があったり、威嚇の可能性がありますので注意しましょう。
 
②おしりをフリフリ
この仕草は、機嫌が良い時の仕草です。
他にも、おしりを振る以外だと小さく跳ねたりもします。いずれも可愛いですね!
 
③低い声で無く
これはあまり良い行動ではないですね。
苦痛を感じたりすると良くこの声で鳴きます。
他にも抱っこを嫌がったりした時にも豚のような声を出します。どちらにせよ、嫌がっている証拠なので、そっと戻してあげましょう。
 
④耳を立てる。立ち上がる
これは物音に対して警戒心を抱いている時に出す行動ですね。
長い耳が特徴的なウサギですが、やはり耳は良いです。
私たちよりも数倍の音をキャッチします。
私たちが驚くくらい大きな音はウサギたちにとっては過大なストレスを与えてしまうので注意しましょう。
 
 
 

ウサギと仲良くする秘訣
 

愛情をもって育ててください。
優しく声をかけたり、美味しい餌をあげたり、小まめに水を換えることも大切です。
飼育動物と接する機会を増やしていくと彼らも心を開いていきます。
 
他の動物にも言えますが、触れ合う際や声をかける際、動物視点で考える癖をつけてあげましょう。
「今話しかけても良いかな?」
「触っても良いかな?」
という感じです。
 
彼らもどこかで私たちを許し、どこかで私たちを警戒心しています。
シーソーゲームっていうわけではありませんがお互いに歩み寄ろうという気持ちが動物を飼育する上で大切だと私は思います。