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イグアナを飼おう|餌の種類と値段は?1日の摂餌量から計算してみた

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今回は久々にイグアナについての記事です。イグアナを飼育したいと思っている人にとって気になることの一つに餌代は必ず入って来るでしょう。でも、値段と言ってもあげるものによって結構差が出て来ます。キャベツあげてる人と雑草あげている人では雲梯の差ですよね。しかも値段ばっかり気にしていると今度は「そもそもイグアナにあげるご飯は葉っぱで良いの?フードはいらないの?」って考えに至ります。う~んめんどくさくなってきますね(笑)という事で、今回は初心に帰り基礎中の基礎、イグアナの餌には何が良いのかとそのコストについて書いていこうと思います。

単食にならないようにする

まず、前提として餌は数種類のものを混ぜて与えましょう。栄養価のバランスを取る為だけでなく、繊維質の調節の意味があります。トマトだけだとビタミンは取れても繊維が足りなくなります。ごぼうばっかりだと繊維質以外の栄養が足りなくなります。極論ですがこんな感じです。また、色合いを付けると食欲アップの効果も期待できるので少しですが拒食予防も出来ます。

イグアナにあった餌とは?

イグアナは草食爬虫類で、葉野菜であれば幅広く食べることが出来ます。また、昆虫も食べることが出来る種類もいます。しかし、その反面、栄養化が偏ってしまうと尿路結石やビタミン欠乏相が起きやすくなってしまいます。

では、どんな餌が好ましいのかというとカルシウムと繊維質の多い植物が良いとされています。

 

入手しやすいものはパセリ・モロヘイヤ・チンゲンサイ・クレソン・ナズナ・春菊・大根の葉などが挙げられます。

 

春先から夏過ぎに欠けてはタンポポやオオバコなど、栄養価の高い野草が採取できますので採る時間があるならこれを主食に選んでもいいでしょう。

イグアナフードについてですが、コストはかかるものの栄養価も良く手間もかからないので一番楽です。それに、一年を通して売られているので在庫を切らすことも無いでしょう。

野菜の場合、季節や天候によって取れる取れないや値段の向上があるので常に飼い主が考えて選ぶ必要があります。

餌にむかないもの

レタスなど水分を多く含むものはお勧めできません。栄養がほとんどない上に水分量が多く、軟便の元になるからです。キャベツを上げる方も多くいますがこれも上げ過ぎは良くありません。キャベツには甲状腺異常を誘発する成分が含まれているので危険です。他にも落花生やカリフラワー、ブロッコリー、松、クローバーも同じような理由であげすぎると危険です。

上記では昆虫も食べられる種類もいると書きましたが、グリーンイグアナは動物性たんぱく質を分解、吸収できないので与えるのは避けましょう。

餌の値段比較

まず、前提として一般的にイグアナの餌の頻度は1日に2回ですのでこれを基に計算してみます。選出する餌ですが価格変動の激しい野菜ですのであくまで目安として見ていってくださいね。

また、単食防止の意味も込めてそれぞれ1か月の間に最低限必要な量を記します。なので下記のものから2つ選んでそれぞれの値段を足してください。それが1か月にかかるおおよその費用になります。

1か月にかかる食費

①モロヘイヤ(0・1kg)

1か月あたりの合計・・・約3500~4000円

チンゲンサイ(0.1kg)

1か月あたりの合計・・・1200~1500円

③トマト(2個)

1か月あたりの合計・・・7500~8000円

④クレソン(100g)

1か月あたりの合計・・・8000~9000円

大体こんな感じになります。勿論、個体差や年齢体長によってここからの変動はありますが大きくはありませんのでこれを参考にしてくださって大丈夫です。

イグアナフードを与える場合、上記の餌を少し減らし、全体の餌の10%ほどを目安に与えましょう。ふやかして与えた方が嗜好性は上がるように思えます。

慣れてきたら他の野菜を加えてみて自分なりの栄養バランスの作り方を学ぶのもいいでしょう。

最後に

多くの初心者は慣れてくると調べもせずに人が食べる野菜をポンポン与えたがります。実は私たちが思っている以上に、イグアナにとって危険な野菜というのは数多く存在します。まず、何が危険で何が安全なのかをしっかり知って、それから餌として与えましょう。以上、今回はイグアナの餌についてでした!

 

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