にゃんこ飼育歴20年の飼育員がすすめる、猫の爪切り方法まとめみた
猫を飼ったことがある人は1度は経験したことがあるでしょう猫の爪切り。
嫌がって逃げて引っ掻いて、気づけば飼い主さんの手はボロボロに…
でも、それはやり方が間違えているだけでやり方を変えれば手が傷つくこともありません。
正しいやり方を学びましょう。
飼い方が分からない人は↓を参考に
〈目次〉
猫の爪切りの必要性
そもそも野生の猫の爪切りなんてする人いませんよね。
でも、ペットとなると爪を切る必要性が出てくるのは飼育環境のせいです。
野生の猫の爪はコンクリートなどの固い地面により磨耗していきますが飼育下の猫は柔らかい床によりそれが阻害されています。
その結果、伸びすぎてしまい肉球を傷つけるまであります。
そうならない為に爪切りを行う訳です。
普通は嫌がります
先ほど、野生の猫は爪切りをしないと言いましたよね。
飼い猫とはいえ、爪切りという習慣はそもそも意識の中にありません。
なので、爪切りを嫌う猫は多いです(飼い猫がよほど天才で、飼い主の技術が優れていない限りはあり得ません)
だからといって無理矢理爪を切るのも逆効果です。
手を取るところからゆっくり進めていきましょう。
人間と動物が協力して行う事
動物と人間が協力して行う健康管理の事を業界では「ハズバンダリートレーニング」といいます。身体能力だけでは人は動物には勝てませんから、動物に協力して貰う必要がるんです。以下に猫とはいえ、俊敏で、噛む力も強い生き物です。まずはその意識をもってトレーニングを進めてください。
猫の爪切りにこれを取り入れてみましょう。
まず
①猫の喜ぶもの(餌や撫でるなど、すぐに与えられるものが好ましいですね)
②爪切り
③時間と余裕
④猫との信頼関係
を揃えましょう。
個人的に一番難しいのは④ですかね…
なついていると思いきや、猫はプライドが高いのでいざという時に思いもよらない行動を取ります。注意しましょう。
次に手順です。
まずは爪切りを当てるだけ、押さえるところまで、という風に猫が出来る範囲でしつけを進めていきましょう。
↓
上手くできたら①を与えましょう。(これは誉めるためのものなので、量はあまり関係ありません。あげすぎには注意しましょう)
↓
これを繰り返していく内に猫は学習し、爪切りを嫌がることはしなくなっていきます。
さらに、しつけの段階を踏んでいく内に飼い主との信頼関係が出来ていく事も望めますので関係も良くなっていきますよ。
爪切り道具はこだわって
良く人間用のものを使う人が多いのですが、それはもう古いようです。(かくいう私も人間用のものを使って物理的に痛い思いをしました)
より使いやすいものを選んで確実かつ迅速に爪切りを終わらせてあげましょう。
まとめ
私たちが飼育しているのは元々は野生にいた生き物ということを忘れてはいけません。
彼らにとって室内というのは、時に住みにくい場所でもあるのです。
より住みやすい環境を作ってあげるのも飼育者の義務なのかもしれませんね。
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