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イグアナをペットにしよう。種類や値段、餌や寿命は?飼い方まとめ!

イグアナは大型爬虫類の中でも有名で、多くの愛好家がいます。

長い寿命、温厚な性格、ゆっくりと動く仕草が可愛いですよね。

しかし、可愛くても大型爬虫類・・・迂闊には手が出せませんよね。

ペットとして飼いたい!これから飼育を始めたい!けど、飼い方が分からないって人も多いでしょう。

今回はそんな人の為に飼育に置いて必要な準備の仕方を紹介していきます。

〈目次〉

イグアナの品種と費用

勿論、品種によって費用もまちまちです。

有名な品種はグリーンイグアナですが、他にはどんなものがいるのでしょう。

費用と一緒にまとめてみました。 

グリーンイグアナ

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最も有名な品種です。日本の気候にも強く、飼い易いのがこの種類です。名前の通り体色は緑色をしています。しかし、中には青色のものもいます。

費用は¥3000~10000程です。

サバクイグアナ

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体色は褐色に近く、グリーンイグアナに比べ、あまり見かけない品種です。イグアナの中でも小型の種で、成長しても30~40cmほどにしかなりません。なので、飼育スペースが用意できない人におすすめです。

費用は¥10000~15000程です。

コーンヘッドイグアナ

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グリーンイグアナよりもこちらの方が体色は鮮やかな緑をしています。 

元々は気にのばっての生活を送っていいるので、足と指が長いのが特徴的です。

体長は50~60cm程です。

費用は¥10000~15000程です。

寿命

 大体10~25年で、長寿ですね。

長く生きればその分飼い主に懐いてくれるでしょう。

人に馴れやすいイグアナの選び方

まず見てほしいのが、食欲です。

次に怪我の有無。最後に過去の病気の有無です。

良く、おとなしい子を選ぶ人がいますが、私的にはそんなのは二の次でいいのです。

確かに、イグアナもそれぞれ個体差がありますので、おとなしい子、活発な子がいます。

しかしながら、年をとればどの子も落ち着いてくる傾向がありますし、人から餌を貰う内になついていきます。

食欲があれば人馴れも早いですし、何より健康な生体という一つの指標になります。

生体を飼う前は、店員さんに最近餌を食べたのはいつかを聞いておきましょう。

飼育の準備

欲しい生態が見つかったらいよいよ飼育の準備です。

イグアナは将来巨大化するにしても、ベビーの時から大型のケージで飼育するわけにはいきませんので、その年齢にあった飼育環境を整えましょう。

ケージ

家で放し飼いにする方もいますが、小さい内は人が踏んだりする可能性も考慮してケース、もしくはケージ内での飼育をおすすめします。

ベビーですと大きさは60~90cmのケースを用意しましょう。

爬虫類用のケージもありますのでこういうものを探してみるのもいいでしょう。

床材

新聞紙や砂、ウッドチップと色んなものがありますがどんなものが良いんでしょう。

新聞紙の利点は入手が簡単で取り換えが楽ですが、デメリットとして爪が引っかかる、歩きにくく怪我がしやすいというのがありおすすめできません。

では砂はというと、ミネラル補給が出来るのが魅力の一つですね。

ですが大量に口に入ると結石に繋がりリスクもそこそこ。

ウッドチップが安定ですね。

私のおすすめはヤシガラです。掃除が楽なのと口に入っても無害なので使いやすいです。

バスキングライト

バスキングというのは日光浴のことを言います。

代謝を促進し、脱皮に必要なビタミンの生成を助けます。

日本の気候に強いとはいえ、寒すぎれば死にます。20℃以下になれば食欲は低下しますし、便も出にくくなります。18℃ではほとんど動かなくなると覚えておいてください。

28~30℃が適温ですので、冬場などはバスキングライトやパネルヒーターでホットスポットを設けて体を温められる場所を作りましょう。 バスキングライトは生息地を再現するという意味でも温度上昇という意味でも光量の強いものが良いです。

こちらのライトなら90cm水槽にも使え、広範囲への照射が可能です。 高いバスキング効果が期待できますよ。

アダルトサイズになるとライトだけでは不十分になります。 暖突なら小屋内を上から温めてくれますし、設置する場所を選ばないので使いやすいでしょう。

水場

脱皮前は湿度を必要とします。特に大型になれば脱皮が近付くと、脱皮促進のため、直接体に霧を吹きかける必要も出てきますので水場や霧吹きは必ずほしいところです。

餌 

主食は野菜です。しかし、野菜はどれも腐りやすいので、新鮮なうちで食べないものは捨てましょう。もしくは餌用の虫の餌にしましょう。

与える野菜は物によって栄養価が違います。季節や用途によって使い分けましょう。

頻度としては一日1~2回で、出来るだけ単色にならないように与えましょう。

色んな種類を混ぜて、与えるように心がけてください。 

 

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ビタミンを多く含む餌

脱皮前やビタミン欠乏時におすすめの餌です。

おそらくは主食になる餌で、その多くに緑黄色野菜が挙げられます。

与える時は色んな色を混ぜ合われることでイグアナの食欲を向上させます。

・小松菜

・モロヘイヤ

・クレソン

・パセリ

シソの葉

繊維の多い餌

便が匂う。便が出ない。それは繊維質が足りていない傾向にあります。

では繊維質が多い餌とは何かというと根菜系が挙げられます。

・もやし

・大根の葉

・人参

嗜好性の高い餌

食欲不振、体調不良時におすすめの餌です。

・イチゴやリンゴなどの色が派手な果物

・レタス

・たんぽぽ

イグアナフード

餌を飼いに行く時間が中々取れない人におすすめです。栄養バランスも取れていますし、まとめ買いが出来るのが強みです。ただ、添加物が多い傾向にあります。

私も愛用しているおすすめフードです。 イグアナと書いているんですがフトアゴヒゲトカゲなど他の爬虫類にも使えますので汎用性も高いです。 何より必要な栄養が入っていますので栄養管理もしやすいです。 こういった人工飼料はペットショップで売られているものだと値段がそこそこ高く、通販やアマゾンで購入した方がコスト的にも安心です。

イグアナの病気やケガ

飼育の上で必ずついて回るのが病気です。ならないように心がけても、一生の内で一度は必ず病気になるでしょう。いくつか知っておいて損はありません。

代謝性骨疾患

食欲不振、手や足の腫れ、手や足が麻痺・痙攣するといった症状が出てきたら、この病気の可能性が高いです。

原因は動物性たんぱく質を多く与え、栄養バランスが崩れるといったことが考えられます。放っておけば死に至りますので近くの動物病院で診てもらいましょう。

②骨折

主に落下や人が踏む取ったケースが考えられますが、カルシウムの欠乏やストレス性のものも考えられます。こちらも獣医に相談して回復に努めましょう 

⓷切断

ドアの開閉時に挟まれる、もしくは他の動物に噛み千切られるケースをよく見られます。しっぽは切断後また生えてきますが、完全に元通りとはいきません。

まとめ

さて、ざっとまとめた訳ですがいかがでしたでしょうか。

イグアナの種類によっても飼い方は微妙に変わってきますし、テクニックもあるでしょう。それらはまたの機会に触れていこうと思います。