フトアゴヒゲトカゲの飼育に日光浴は必要?バスキングにおすすめのライトを紹介
爬虫類飼育をする際によく耳にするバスキングという言葉。皆さんも聞いたことがありますか?私も最初に聞いた時はちんぷんかんぷんでしたが、飼育歴を重ねるごとにバスキングの大切さを知りました。断言すると、日本で海外の爬虫類を飼育するのであれば、バスキングスポットは必須です。では何故、必須なのか。今回はペットとしての人気も高いフトアゴヒゲトカゲを例に出してお話していきましょう。
〈目次〉
フトアゴヒゲトカゲって?
バスキングスポットとは
バスキングとは日光浴という意味があります。飼育下でライトなどでケージ内と照らし、疑似的に日光浴をさせる場所をバスキングスポットと呼びます。しかし、種類によってバスキングが必要で無い爬虫類もいるので注意しましょう。また、設置前には生態がどんな環境に住んでいたのかを事前に調べておきましょう。
必要な理由は?
もともとフトアゴヒゲトカゲは日本よりも温暖な地で生活している生き物だという事で、簡単な話かれらに問ったら日本は寒いのです。その為、温度を高めてあげる必要があります。しかし、温度だけを求めればいいのかというとそうではありません。
フトアゴヒゲトカゲたちは自然化で太陽の光を浴びることでビタミンDやビタミンEを生成し、皮膚代謝に役立てています。普通のライトだけだと、紫外線が無いのでこのビタミンが作れません。つまり、皮膚の代謝を健康に保つためにも紫外線を含んだ太陽のような光でケージ内を暖める必要が出て来ます。
人口太陽を作ろう
ではどんなライトで疑似太陽を作るんでしょうか。蛍光灯やLEDだと光量は立ちても光の波長が違うので効果は得られません。必要なのは光ではなく『熱』と『紫外線』です。この二つの効果を持つのが爬虫類用ライトです。とはいえこれもいろんなライトが売られていますのでいきなり「紫外線ライトがいるから買ってきて」と言われてもUVAとかUVBとか○○wとか意味の解らない言葉が多くてどれがいいのか判断するのは難しいですよね。
まずはライトを選ぶための項目を説明します。
ライトの種類
UVA:赤外線ライトのことで、温度上昇効果を高めたいときなんかに使います。紫外線硬化は無いので、皮膚代謝促進効果はありませんがホットスポットの設置には重宝します。
UVB:紫外線ライトのことです。温度上昇効果は低いものの、皮膚代謝促進効果があり、爬虫類飼育には欠かせないライトです。飼育で使用する際、温暖の土地以外での飼育の場合UVAと同時使用するケースが多いです。
必要なW数は?
60cm水槽以上で20w以上の物を選びましょう。
おすすめUVBライトは?
ジェックス エキゾテラ(EXO-TERRA)
温暖色、黄色と赤を足して2で割った色の光で温めてくれます。紫外線量も申し分なく。爬虫類の代謝に役立ちます。ジェックスシリーズは爬虫類飼育でも人気の会社で、良品をいくつも出している分、安心感も大きいですね。
使用期間(目安):1年程度
ビバリア 紫外線ランプ スパイラルUVB
こちらのライトはケージ内を青白い光で温めてくれます。GEXシリーズのものに比べるとUVAが約5倍UVBが約1.6倍という高い数値を出しています。消耗が早いという点以外では、温度上昇面でも効果が期待できるというのは他の紫外線ライトと大きな差をつける重要な点でしょう。
使用期間(目安):半年
その他、温度上昇に便利なアイテム
ホットプレート
ウォームプレートとも言います。これは太陽から来る光の熱を吸収し、溜め込みやすい石で出来ています。飼育下ではライトの光を万遍なく地面に広げる役目を果たしてくれる為お腹側の冷えを改善してくれます。組み立て式なので高さを作るもよし、影を作るもよしでカスタマイズ性に優れたアイテムです。
パネルヒーター
ウォームプレートよりも高い効果を発揮したい場合はパネルヒーターを使いましょう。カスタマイズ性はありませんが常に地面を畳めてくれるのでホットスポットを設置する際には重要な役目を果たします。地面の温度を大体28℃ほどにまで温めてくれます。
まとめ
これを踏まえてバスキングを飼育に取り入れていきましょう。