ヘビを飼う時にあれば嬉しい紫外線ライトの種類とその効果!
爬虫類飼育にはライトは欠かせません。保温効果や代謝の促進など、自然界にあって飼育下には無いような『光』という点を補うための大切な器具です。
ではどんなものがいいのか、どんな効果があるのか、よくある「何故?」に答えながら紹介していこうと思います。
〈目次〉
どんなライトが良いの?
大きく分けて、ライトの種類は赤外線と紫外線ライトの2種類ですが、ヘビに適しているのは紫外線の方です。
何故かは後に述べていきますので、覚えていてください。
爬虫類にライトを使うのは何故?
爬虫類たちは成長するために脱皮を行います。
脱皮をするにはビタミンD₃を使います。
ですがそれは日々の食事では補えません。
太陽の光を浴び、自分自身の体内で生成されるものなので日に何度か日光浴をする必要があります。
それは飼育下では必ずしも得られるものではありませんし、仮にあっても光量が不足するなどの支障が必ず出て来ます。
だから紫外線ライトが必要になる訳ですね。
また、保温するという点でも利点は大きいです。
爬虫類は変温動物です。
周りの気温により体温が変わるので寒い時期などは代謝が著しく落ちていきます。
ライトを始めとした暖房器具で手助けしてあげることが大切になってくるんです。
どんな効果があるの?
⓵脱皮を促す紫外線
ライトで温度を保つと、ヘビの代謝を促進させることが出来ます。
その為、脱皮を正常に行うことが出来ますので脱皮不全を防止する効果が期待できる訳です。
また、週に一度の霧吹きで湿度を上げると、さらに脱皮不全を防げます。
霧吹きはやり過ぎると高温多湿になり、ダニが発生しやすい環境になりますので注意しましょう。
②自然環境に近づける
ヘビを始めとした爬虫類は多くが日光と共に生を全うします。
飼育下で光が欠如すると、一日の時間の流れが分からなくなり
例えば産卵前の母体なら未熟な卵のまま生んだり、オスなら発情が来ないなどの支障をきたします。自然環境を意識した飼育をすることで健康に近づけることが出来るんです。
③鮮やかな色になる
上記にあった生活リズムの改善、体温の維持、ストレスの緩和でヘビの状態が良くなります。
また、それに加え紫外線の効果により、ヘビの色揚げが出来ます。
赤外線と紫外線の違いは?
よく質問されるのがこれですね。
ただ無計画にライトだけ購入してつけてみたら赤外線でしたー!何てことになっても気にしない人がほとんどです。
が、その効果は全く違うので、目的に沿った選択ができるように事前に違いを知っておくと良いでしょう。
光の波長が違います。
解り易く言うと
赤外線は暖かく日焼けはしません。
紫外線は熱は無いものの日焼けを起こします。
こんな違いです。
爬虫類飼育に必要なのは紫外線で、脱皮に必要なビタミンⅮ₃を作り出すのに役立ちます。サプリメントを使った経口投与も可能ですが、過剰摂取の危険性もあり、余程しっかりと管理をしない以上はお勧めできません。
初心者でなくとも、ライトに頼ることは悪い事では無いと私は思っています。
おすすめのライトはジェックスシリーズです。
電球も長持ちしますし、熱も少ないのでヘビがバテる事もありません。
本体ですと、熱を持ち過ぎないものが良いですね。 火災の原因にもなるのでこ設置後に固定できるものが好ましいです。 ビバリアシリーズなら冷めやすく、軽いため扱いやすいです。