アニマペット!動物飼育員がペットの飼い方を教えます。

犬や猫、ハムスター、ウサギ。ヘビにカエル、蟻や蜘蛛まで幅広く取り扱ってます動物飼育員が身の回りの生き物の飼育方法を教えます!

デュビア繁殖のコツ環境作りに最適なおすすめアイテムはコレ

f:id:datukun:20170310221746j:image
デュビアを飼ったからにはたくさん増やしていきたいというのが飼育者としての願望のひとつですよね。

でも、飼育から日が浅い内は思うように増えてくれません。うまく起動に乗ることが無限増殖の第一歩です。

今回はその第一歩をいかに早く踏み出すのかをお話ししていこうと思います。

また、記事最後に質の高いデュビアを作る方法も書いていきますね。

<目次>

繁殖の環境作りの準備

デュビアは飼育密度が高いほど増えやすくなります。

それはフェロモンが関係しているのですが、フェロモンについてはあとで述べていこうと思います。

飼育の初期段階では生体数が多いほど繁殖しやすいんです。

30ペアいれば1週間以内にはそれぞれがベビーを生み始めるでしょう。

そうなればあとはベビーを効率よく育てていくのみです。ですがここで落とし穴があります。

ベビーって以外と育たないのです。

成長が早くてもアダルトサイズになるまで半年ほど掛かってしまいます。

つまり、親たちを消費している間にベビーを大人にしていかないといけなくなるのです。

成長スピードをあげるためには温度を高め、湿度を下げてデュビア達が住みやすい状態を作らないと行けません。

温度管理については次の項目でお話ししていこうと思います。

温度管理

デュビアの適温は28度です。

この温度がもっとも活発化する温度で、餌の食い付きや成長速度に影響します。

定期的に温度計を確認して室温を一定に保つようにしましょう。

この時、気温だけでなく床面がしっかり暖まっているかも確認してください。

意外と下まで暖気が行き届かないことがあります。 

刺激を与えない工夫

餌用と繁殖用でケースを分けると良いでしょう。繁殖に専念したい場合は、本当にケースを開けない方が良いです。

というのも、開けるだけでデュビアの活動を一時的にストップさせてしまうからです。

それだけでかなりのストレスになり、繁殖も遅くなってしまいます。

餌用に30ペア、繁殖用に30ペアと同時に育てるのが繁殖に特化したやり方と言えるでしょう。

個人的に愛用しているのが三段重ねの衣装ケースです。

何といってもかさばらないのが魅力ですね。

引き出し式で段ごとに繁殖部屋と餌用部屋で分けることが出来、余った団は飼育道具入れとしても使えますのでなかなか便利ですね。

黒いタイプもありますが中が観察しやすいため、透明なものを私は使っていますが好みで決めても良いと思います。

餌にもこだわろう

ある程度繁殖が起動に乗ってきたら次は質にもこだわると良いでしょう。

飼育記事の方では餌はキャットフードで大丈夫です、と書きましたが餌としての質を考えると天然素材の餌の方が栄養価の向上や化学物質の軽減にも繋がるので栄養価の優れた個体に育ちます。

さらに、爬虫類飼育において結石防止や代謝促進に重要な役割を果たす水分面でも、レタスなどの野菜を主食にしたデュビアの方がキャットフードを主食にしたデュビアよりも高い水分を有しているんです。

昆虫ゼリーなら新鮮な野菜に近い水分を確保できますが、繊維質が少ない分野菜にはやや劣ります。その代わり手軽に与えられますので野菜が買いにくい状況ならおすすめします。